自分が受けているストレスを知る
ストレスとは“ひずみ”のこと。
ストレス学説を唱えたのは、チェコの医学者ハンス・セリエである。
その学説は、「スプリングを引きのばせば、その物質の内部にひずみが生じる、そのひずみをストレスという。
これを生物学の分野に置き換えれば、ストレスというひずみは生物の組織を破壊する」と唱えている。
人間の生活環境には、寒暖をはじめとして、衣食住や仕事への対応、病気・怒り・不安・悲しみなど、物理的、科学的、精神的な刺激(ストレッサー=ストレス)に取り囲まれている。
人間の体は、そのような刺激に対して抵抗したり、調整したりして生きている。
しかし、その刺激が過度になれば身体の中に変化が起こる。これをストレスと呼んでいる。
ストレス状態が継続すると、身体は抵抗しきれなくなり組織破壊の兆候を示す。
つまり、不定愁訴から始まり、胃潰瘍・高血圧・心臓病・リウマチなどの様々な病気を引き起こすこととなる。
社会構造が複雑化してきた現在は、ストレッサーは無限と言える。
したがって、ストレス状態をいかに少なく抑える、いかにうまく解消していくかが、現代を生き抜く武器と言えるでしょう。
今回は自分のストレスを点数にします。
アメリカのホルム博士は、ストレス度を数値化しています。
以下の表から自分のストレス度を計算してみてください。
主な出来事と、ストレス係数
過去約2年間に起こったことから、以下の表と照らし合わせてください。
合計は何点だったでしょうか?
200点以上の場合は・・・ストレスを感じ始めている
250点以上の場合は・・・ストレスが原因の病気になるリスクが高い鍼灸治療は、体のバランスを調整し、未病を治す治療です。この時点での受診をお勧めいたします。
350点以上の場合は・・・自覚症状があれば、医療相談を受けること
個人差がありますので、点数が高いからと言って症状がすぐ起きるわけではありませんが、
リスクが高くなっていることには変わりありません。
自分なりのストレス解消法を確立することが大切です。