夢はいつ見ているのか?
眠っていれば、手足の筋肉も休んでいる。ところが手足の筋肉は休んでいるのだが、脳はときどき起きた状態になっている。
身体が眠っているのに、脳は起きている状態のことを「レム睡眠」と呼んでいる。
眠りには、身体も脳も眠っている「ノンレム睡眠」と、身体だけが眠っていて脳が起きている「レム睡眠」の2種類があることになる。
一晩の眠りのうち、この二つの睡眠が交互にやってきます。
人によって違いますが、この眠りの変化は1~2時間のノンレム睡眠のあとに、15分~20分間のレム睡眠がやってくる。
どんな人でも一晩中普通のノンレム睡眠だけということはありません。
例えば、2時間ノンレム睡眠で眠ったら、次の15分はレム睡眠。そのあと、ノンレム睡眠に戻り、2時間ほどするとまた、15分ほどのレム睡眠へという風に繰り返している。
このレム睡眠の間に脳が働き、前にあったことを思い出したり、心にかかっていることを考えたり、欲望を満たしたりする。
これが夢をみるということである。
しかしながら、夢を見ても全部覚えているわけではなく、覚えている夢の多くは、身体も脳も起きようとしている明け方に集中している。
また、睡眠中の記憶に関しては、眠っている間に何か起こったことを覚えていたら、その時の眠りはレム睡眠であり、
何かあったことに気づかなかったら、それはノンレム睡眠中だったのであり、気付かなかったことを気に病む必要はない。
色のついた夢
ときどき、色のついた夢を見たときは体調が悪いなどと心配している人がいるが、健康でも色のついた夢は見る。
ただ、総天然色の夢は少なく、一部分だけ色が付いている場合が多い。
その色の多くは、赤・青・緑が最も多く、その他の色が出てくることは少ない。
色つきの夢を見る人見ない人
普段、色つきのことをあまり気にしない人は、夢の中でも色を見ることが少ない。
反対に、色を考えるのが好きだったり、画家やデザイナーのように、つねに色彩を考えている人は、色つきのカラフルな夢を見ることが多いです。
色つき夢テスト
目を閉じて、山や川の景色を想像してみましょう。すぐに山は緑、川は青色などの色彩豊かな風景を頭に描ける人は、色つきの夢を多く見る人。
逆に水墨画のような景色を思い浮かべた人は夢の中でも色の表れるのが少ない人という傾向があるでしょう。
夢を見ていると目玉が動く
夢を見ているときは、まぶたの裏で目玉が動いている。
また、夢を見ているときは身体や手足をほとんど動かさない。なので、覚醒期に近い時に夢を見ていると、頭は起きているので金縛りにあったように勘違いする人もいるのでは?
他にも、楽しい夢を見ているときは顔の表情が穏やかに、いやな夢を見ているときは、表情は険しくなっている。
ニコニコしながら眠っているときは、楽しい夢を見ているとき。
せっかくの楽しい夢を見ているときに、声をかけて起こすのは少しかわいそうですね。