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自分はどんな体質? Part9 腎の臓||浜松市中区の鍼灸院|漢方療院

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東洋医学

2018.06.03

  • 東洋医学 自分はどんな体質?

自分はどんな体質? Part9 腎の臓

東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」のことで、「臓腑」の臓は、肝・心・脾・肺・腎で構成され五臓と呼ばれています。
今回はこの五臓から『腎の臓』の考え方を説明いたします。

腎(じん)・・・東洋医学が考える「腎」の機能は次の通りです。

  1. 水の調整をする(現代の腎臓としての働きと同様の考え方)
    ・・・身体の水分調節や排尿を司っているので、弱ってくると、浮腫や尿量減少、多尿、膀胱炎などを起こす。
  2. 先天の気(生命力)をたくわえている
    ・・・免疫力や生殖能力、ホルモン代謝など、生きていくうえで、最も奥深いところの働きを司っている腎が弱ってくると、
    加齢によって現れるさまざまな症状、ひん尿、骨粗鬆症、インポテンツ、難聴、病気が長引く等が、年齢に関係なく出現する。
  3. 冷えや寒さは腎に負担をかける。

自分のタイプをチェックしてみましょう

下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

腎の臓が不調になっているタイプ

  • 精力減退・インポテンツ・不妊症・閉経
  • 耳鳴り・耳が聞こえにくい
  • 頭髪が抜けてくる・若はげ
  • 不安感・驚きやすい・怖がり
  • 骨がもろい・腰が曲がる・歯が弱い
  • 排尿の異常(ひん尿・夜間尿・多尿)
  • うなるような苦しそうな声を出す
  • しょっぱいものが好き・または嫌い
  • 冬や寒い日に症状が悪化する
  • 免疫力が弱い・粘膜が弱い
  • ホルモン系の異常
  • 生殖器・前立腺の異常
  • いくら寝ても眠くなる
  • 顔色がどす黒い
  • 老化や、発育の異常
  • 顔や四肢がむくむ
  • 腰痛・足腰が弱い
  • 冷や寒さを嫌う

養生法

  • 耳は腎と関係が深いので、耳を良くマッサージするとよい
  • 足の裏や足首には腎を補うツボが多くあります寝る前にマッサージしたり 叩いたりするとよいでしょう。
    足首を回したり、竹踏みをするのも効果的でしょう。
  • 甘いものは腎の負担になるので注意いたしましょう
  • 塩辛いものは、少量は良いが、取り過ぎると負担になる。