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自分はどんな体質? Part3 血(けつ)||浜松市中区の鍼灸院|漢方療院

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東洋医学

2018.06.03

  • 東洋医学 自分はどんな体質?

自分はどんな体質? Part3 血(けつ)

東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑」のことで、今回はこのうちから「気・血・水」の『血』の考え方を知っていただきたいと思います。

血(けつ)・・・東洋医学が考える「血」は血液・器質・栄養・血流を意味しています。
血の主な働きは、気と協力し合い全身に栄養をめぐらし潤すこと。
皮膚や骨、内臓などの全ての組織器官に栄養を送り、体の活動、生命維持に重要な働きをしている。

①血虚(けっきょ)・・・血の働きが低下した状態。
血液の不足によって衰弱になった状態。たとえば、貧血や内臓の機能の衰えにより体調が低下していること。

②瘀血(おけつ) ・・・血の働きが停滞してしまった状態。

自分のタイプをチェックしてみましょう
下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

血虚(けっきょ)タイプ・・・血の働きが低下した状態

  • 皮膚がカサカサする・つやがない
  • こむらがえりや筋肉がこわばる
  • 顔色が青白く悪い・化粧のノリが悪い
  • 生理が遅れがち・無月経
  • 手足のしびれ・変色
  • 爪がもろく薄い
  • 不眠・夢をよく見る
  • めまい・立ちくらみ・ふらつき
  • 視力減退・目がかすむ
  • 貧血気味
  • 元気がない・気力がない
  • 舌が白っぽくてダラっとしている

瘀血(おけつ)タイプ・・・血の働きが停滞してしまった状態

  • 局所・定まった形の痛みがある
  • 顔色や皮膚の色がどす黒い
  • 唇の色が紫色から青っぽい
  • 物忘れしやすい
  • のぼせやほてりがある
  • イライラ・情緒不安定
  • 生理痛が辛い・生理に血塊がある
  • うっ血しやすい・血管が浮き出る
  • 月経の遅れ・無月経
  • シミ・アザができやすい
  • 口は渇くが、水は欲しくない
  • 舌は赤っぽく、血管が浮いている

養生法
血虚の場合
血を補う食べ物
元気がなくふらふらして貧血気味の時の食べ物
小麦・黒豆・ごま・松の実・ナツメ、キャベツ・ニンジン・ホウレンソウ、
イカ・カキ・カニ・スッポン・ナマコ・フナ・うなぎ、レバー・豚足

瘀血の場合
血のめぐりを良くする食べ物
イライラ・カーッとして身体が重苦しいときの食べ物

里芋・小豆・黒豆、なす・にら・はす
もも、あさり・あわび・カニ、酢・黒砂糖